のりブログ

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とあるゲームプログラマーのブログです。ゲーム業界やゲーム開発、ゲームの感想、雑記などを書いています。

世界最大規模のゲームショウ 『E3 2016』 まとめ & 開発の裏話

こんにちは!のりです。

先週の6/14(火)~6/16(木)までの3日間、世界最大規模のゲームショウ『E3 2016』がロサンゼルスにて開催されました。

E3とは、「Electronic Entertainment Expo」(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ) の略で、頭文字の「E」が「3つ」で「E3」(イースリー)と呼ばれています。

日本では、毎年9月に開催される「東京ゲームショウ」の方が有名かもしれませんが、世界的には、E3の方が世界最大規模のゲームショウとして広く知られています。

今回は、E3 2016のまとめと、何度かE3の出展タイトルの開発に携わっている自分の体験談なんかを少し書いてみたいと思います。

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目次

出展企業 (50音順)

E3 2016では、以上の26社が出展しました。日本の企業は10社です。(日本企業を青文字にしてみました。) 約6割が海外のゲーム会社となっていますが、日本のゲーム会社だけでも4割というのは、なかなかすごいことです。さすが、ゲーム・アニメ大国、ジャパンですね!

出展タイトル

 E3 2016の出展タイトルは、ざっと50以上ですね。上記には、48タイトル書き出してみましたが、まだまだ把握しきれてないタイトルがあったと思います。日本製のゲームを緑文字にしてみましたが、48タイトル中、20タイトルが日本製ですね。実際に、海外製のタイトルをみて、皆様どのくらいのソフトを知っているでしょうか。ほとんど知ってるという方は、相当なゲーマーの方ですね。

出展タイトル数が少ないゲーム会社は出し惜しみしている?それとも・・・

E3に出展されているタイトル数を一覧でみると、タイトル数が少ないなんて思うことはないかもしれませんが、会社単位でみると、1タイトルだけ発表しているところから、10タイトル近く発表している会社までいろいろあります。タイトル数が少ない会社は、出し惜しみしていたりするのでしょうか?それとも、会社の規模に応じて出展できるタイトル数が決まっていたりするのでしょうか?

E3は、世界最大のゲームショウであり、世界に対しての宣伝・広告としては、絶大な効果があります。なので、正直宣伝できるタイトルがあるのであれば、出し惜しみするメリットはほとんどありません。さらに、会社によって出展できるタイトル数が決まっているということもありません。ブースの大きさには制限がありますが、ブース内で何を発表しようが自由ですし、もちろん動画においても、1タイトルしか発表してはいけないなんてことはありません。

出展タイトル数が少ない会社は、単純に開発が間に合わなかっただけ(がほとんど)

今年のどこどこの会社は、いったい何のタイトルを発表するのかな?と、期待していたら、たったこれだけ?ということがあると思いますが、その際の理由は、単純にそのゲームの開発が遅れていて、発表できるだけの完成度に達していない場合や、動画の制作が間に合っていない場合などがほとんどです。

私の会社でも、当初の予定では、数タイトル発表する予定だったのに、このシリーズの開発が遅れているから、このシリーズの発表は無しで!といったことや、ちょっと発表できる完成度じゃないから、今回の発表は、そっちのタイトルでカバーして!などと言われることがよくあります。

そして、こっちのタイトルのスケジュールも厳しいから、今回の出展は見送りしてほしいと相談すると、そっちのタイトルも見送ったら会社で出展するものがなくなるから絶対ダメ!なんとしてでも完成させて!と言われ、えー…なんでこっちばっかり…なんてこともよくあります。(笑)まあ、それだけ期待されてるタイトルだということで結局皆頑張って間に合わせるんですけどね。

E3で出展するタイトルは、会社的に最も期待されているタイトル

E3に出展することは、とても重要な宣伝となるので、会社が本気で売りたい、売れなきゃやばいタイトルを出展することが多いです。他のタイトルは見送りでもいいから、このタイトルだけは出展させたいということで、出展することが多いため、会社的には、最も期待しているタイトルを出展するわけですね。E3の記事を見る際に、この会社は、今年このタイトルをどうしても売りたいのかー、このソフトが売れなきゃやばいのかーなんて思って読んでみると、また別の視点で面白いかもしれませんね。

出展タイトルの開発はプチマスター前

絶対にE3出展を見送りにできないタイトルの開発に関わった場合、製品のリリース時並みの緊迫感があります。動画出展の場合は、ゲームがバグだらけでもなんとか動画は作成できるので気が楽だったりもしますが、少なくとも動画で発表する部分は製品並みのクオリティにしないといけないので、その担当の人はけっこう残業して、ぎりぎりのスケジュールで頑張っていることが多いです。

その一段階上が、プレイヤブル出展で、実際に体験版のようなものを作って、出展することになり、この場合は、ある程度バグを取った状態でないといけないので、マスター前と似たような状態となり、開発の人のほとんどが、連日残業続きになったりします。マスター前は3ヶ月間くらい続きますが、E3前は1ヶ月前くらいから忙しくなるため、プチマスター前といったところです。

私が昔関わったタイトルで、E3ですごく期待されているタイトルがあったのですが、その時は、1ヶ月前なのに必殺技が出せない。通常のゲームシステム部分も半分くらいしかできていない。といったことがあったのですが、動画を作る上で、必殺技を見せられないのは、盛り上がりに欠けるし、ゲームシステム自体も半分くらいしかできていないと、微妙なものしか見せられない。しかし、このタイトルの発表を見送るわけにはいかない。ということがありました。

結果としては、1ヶ月間ほぼフル残業、休み無しで作り、なんとかゲームシステムがだいたいできて、必殺技もとりあえず見れるものを実装して、なかなかのクオリティの動画と、プレイヤブル出展ができました。発表時の会場は大いに盛り上がり、世界各地で歓喜にわく人々の動画なんかがアップされて、間に合って本当に良かったと心底思いました。まあ、ちょっと大げさな表現ですかね。(笑)

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まとめ

 ということで、E3 2016のまとめ、開発の裏話として書いてみましたが、E3 2016まとめという割には、出展企業、出展タイトルを書いただけで力尽きたみたいな感じになっていますね。すみません。各タイトルの動画や、詳細が気になる方はE3 2016で検索すると、他の方々が内容をまとめている素晴らしいサイトが多々ございますので、そちらをご覧下さい。

 また、ゲーム開発者側の視点で、ちょっとE3前のゲーム会社の雰囲気なんかを紹介できたら面白いかなと思い、ちょっとした小話も書かせて頂きました。

けっこうな長文となりましたが、ここまで読んでいただいた方は、ありがとうございます。

 

以上、世界最大規模のゲームショウ 『E3 2016』 まとめ & 開発の裏話でした!