前回、ゲームプログラマの仕事として私のこれまでに関わったハードやプログラムの分野をざっくりと書きました。
今回は、ゲームプログラマの1日を書いてみます。
マスター前とそうでない時でだいぶ違うので分けて書きます。
マスターとは、ゲームソフトの仕様が全て実装され、デバッグを行い、工場で製品ロムを量産できる状態になった日のことを言います。
マスター前とは、このマスターの日から約3ヶ月前からマスターまでの期間のことをそう呼びます。
と言ったところで、まずはマスター前ではない通常時の1日です。
10時に出社
メールチェック
勤怠管理などの事務作業
サーバーからプログラムを更新
で、だいたい午前中は終わりです。
12時 お昼休み(1時間)
13時 打ち合わせ
14時 プログラミング
18時半 退社
こんな感じです。
午前:事務作業
午後:プログラミング
といたってシンプルです。
基本的には7時間半労働です。
そして、マスター前です。
10時 出社
メールチェック、事務作業
12時 お昼休み
13時 打ち合わせ
14時 デバッグ
デバッグとは完成したゲームソフトを実際にプレイして不具合を見つける作業です。不具合が見つかれば、プログラマはその不具合を修正します。修正作業がないプログラマや他のデザイナーやプランナーも不具合探しをします。さらにデバッガーと呼ばれるゲームの腕に自信があり1日中ゲームをプレイしてても大丈夫な人達が1日中不具合を探します。
そして1日中不具合が見つかるため、プログラマは1日中不具合を修正し続けます。
というような感じでだいたいマスター前の退社時間は終電近くになります。
0時 退社
というような感じです。
家が近い人は4時くらいまで残っていることもあります。
家が遠い人も近くのホテルに泊まらされることもあります。
そしてまた10時に出社という日が続きます。
最近は残業をしてはいけないという社会的な風潮が強くなってきたため、終電前には帰る人が多いです。
というような感じで、ゲームプログラマーは普段は定時帰りだが、マスター前だけ残業だらけになるといった仕事スタイルです!
ゲームやプログラミングがよほど好きじゃないと続かない職業だとは思います。
もちろん会社やプロジェクトによって差はあるので一概には言えませんが、私が関わってきたプロジェクトではこんな感じでした。
以上、ゲームプログラマの仕事2でした!