のりブログ

ゲーム関連記事および雑記などを書いています。

VRは儲からないらしい。

こんにちは!のりです。

皆様、VRはご存知でしょうか?よくVR、VRって言われてますよね。半年前くらいは結構騒がれていましたが、最近はだいぶ落ち着いてきてしまった気がします。

今更ですが、VRとはバーチャル・リアリティのことで、略すと仮想現実となります。最近の主流はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)という目を覆うヘッドギアみたいなものをかぶって、360度どの方向を向いても映像が見れるという代物です。

つい最近、妻がドラえもんのVRが体験できるというイベントに行ってきて、ドラえもんの頭がすごく大きかったと言っていました。休日はなかなか予約が取れないようで、平日に行ってきたようです。

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これだけ聞くと、VRってそれなりに儲かるビジネスなのではないかと思う人もいることでしょう。しかし、HMDを装着して現実のものがほとんど見えない状態で行動することはなかなか危険であり、体験者一人ひとりに一対一でスタッフを付けないといけないのが現状であり、ぶっちゃけ人件費が結構かかります。

さらに、一人ひとりの体験時間が長いため、回転率もあまり良くありません。参加費を高額にすれば回収できるかもしれませんが、まだまだVRに対してテーマパーク並みの価格を設定してもお客さんは集まりません。

 実際、いろんなところでVR体験を実施している場所がありますが、ほとんど採算が取れている場所はなく、ほとんど企業の技術宣伝の場でしかないのが現状です。

それでは、PlayStationVR(以下、PSVR)のような家庭で楽しめるVRはどうでしょうか。半年前くらいに結構話題になりましたよね。当時は売り切れ続出で、転売なども加わってどこも品薄状態でした。今も品薄なのは変わらないようですが。

 PSVRは全世界で約100万台売れているそうです。半年で100万であれば、なかなかの売れ行きです。しかし、PSVR自体はいいのですが、問題はソフトです。いろいろ話題になったソフトもありますが、最近は全然PSVRのソフトが出てきません。作るのが技術的に難しいのではないかと思うかもしれませんが、それよりも問題なのは100万台という母数です。

やはり、PSVR保有者が全員そのソフトを買ってくれても100万本という数字にはソフト開発側としては厳しいものがあります。実際は100万本も売れるわけがなく、10万本も売れれば御の字でしょう。ぶっちゃけ全然儲かりません。

というように、お金の話ばかりしていても、ゲーム会社の開発者なのに夢がないなーなんて思われてしまうので、ちょっと別の話をしてみたいと思います。

この前、世界的なVR技術者やその関係者が会合のようなものを開き、VRについて話し合うというイベントがあったようです。そこで、いろんなVRイベントや、VR施設、VRソフトなど、とても夢の広がる話をしていたそうです。

しかし、その話も後半になると、ビジネスモデルの話になっていたらしく、全員が口をそろえてVRは儲からないと言っていたようなのです。人件費を抑えて、VR機器を並べてご自由にどうぞみたいな施設は人がすぐ来なくなったり、高い開発費で制作したゲームもやはりハードの普及率に比例してあまり売り上げは見込めないといったような内容で、だんだん残念な雰囲気になっていたそうです。

結論としては、「VRのビジネスモデルとして成功例は無い!」という話にまとまったらしいです。うーん、残念な結果です。(笑)

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と言ったところで、VRは儲からないらしいという話でしたが、あくまでも今は成功例がないというだけで、今後何かすごいビジネスモデルが登場することもあり得ます。エンターテインメントというのは、何がいつ流行るか分かりませんからね。

ちなみに、少しだけ夢のある話をすると、今後は棒型の装置を振ったりすると剣を振ったような感触が腕に伝わり、実際にRPGでモンスターを倒すみたいなVRもその内でるらしいです。そういう装置自体はできているようです。まあ、開発資金が途中で尽きて開発中止とかにならなければの話ですけどね。(でも、なんかUSJとかに既にドラクエのそれっぽいものがあるらしいですが、どんな感じなんですかね?)

まあ、家庭やゲームセンターなんかで、リアルRPGみたいなことをするのは楽しそうです。家庭だとなかなか剣を振り回すアクションは危ないですけどね。

3D立体視テレビのように、VRもフェードアウトしてしまうことがないように何か面白くて儲かるコンテンツが登場することを密かに期待しています。

 以上、VRは儲からないらしい。でした。