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ゲーム業界関連、今はまっているゲーム、雑記などを書いています。

ゲームデザイナー(プランナーまたは企画職)のための知識 良い企画書とは? ビジネスプランとは?

ゲーム開発

こんにちは!のりです。

ブログを書き始めて、もうそろそろ3ヶ月が経とうとしていますが、少々飽き癖が出てきてしまい、何となく毎日1記事更新をしてきたのですが、毎日じゃなくてもいいかなと思い、間を空けたら、そろそろブログやめようかなと思い少々悩んでいました。

しかし、他の方のブログで、私のブログを紹介して頂いて、けっこうためになるブログみたいなことを書いて頂いて、そう思って頂いている読者の方がいるなら続けてみようかなと思い、引き続き書いてみることにしました。

しかし、仕事が少々マスター前気味な時期になってきてしまったため、毎日更新ではないかもしれませんが、合間をみて更新したいと思います。

今回は、企画書とビジネスプランについて書いてみようと思います。

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ゲーム開発において、企画書というものを聞いたことがあると思います。

企画書というと、こういうキャラがいて、こういうシステムで、こういうストーリーで、こんなグラフィックで、こんな音楽でといったものをざっくりと書いたものを思い浮かべるのではないでしょうか。

よく、ゲームデザイナーを目指す人が、こういうゲームを作ったら売れるに違いない!このシステムは斬新だ!このくらいすごいグラフィックで、すごいボリュームのゲームを作ったら、絶対面白いといった感じで、企画書を書きます。

そして、出来た企画書を実際の現役のプランナーの人に見せたりすると、大抵、いろんなダメだしを受けた上で、もっと考えないとダメだといった感じの評価を受けると思います。もちろん、面白そうなゲームアイデアがあれば、そこは面白そうだねと評価はされることもあると思います。

そこで、大抵の人は、面白そうな企画なのになぜダメなんだろうと思うことでしょう。

実際に、私も学生時代に現役のプランナーの方に自分の企画書を見せる機会があったのですが、ゲームアイデアは評価されましたが、企画書としては全然といった評価を受けました。また、ゲーム会社に入って新人の頃にも、企画書を見せる機会があったのですが、その時も似たような評価でした。

よく、言われることに、どのユーザ層に向けて売るのかという話をする人がいます。

小学生や中学生なのか、10代、20代、30代なのか。男性向けか女性向けか、アクションゲーム好きか、RPG好きか、パズル好きか?などターゲット層を明確にするといった内容を指摘するプランナーの方はよくいます。

しかし、そこで、RPG好きな20代の男性なんて言ったところで、その企画書が良い企画書になるかといったらそうでもありません。

そうなってくると、いったい何が足りないのか、実はこの企画がつまらないだけなのかと不安になってくると思います。

このような話は、ゲームデザイナーの専門学校や、工業大学の1授業としてゲーム会社のプランナーの方を招いて、講義していたりする内容でよくあります。

しかし、講義を受ける側としては、なるほどと思って、ターゲット層まで書いて、そのターゲット層に本当にそのゲームがウケそうか分析したりして、ターゲット層、分析内容、ゲームアイデアまでそろえて書いたのに、なぜかいまいちな反応をされる。もっと評価されたり、絶賛されてもいいくらいなのにと思うこともあるでしょう。

そして、もう一歩先を考える人は、そのゲームのホームページを実際に作ってみたり、実際にこういうプロモーションムービーを作って、SNS系でこういう風に流行らしたりなどといった広告、宣伝周りについても企画書に含めて、さらに、類似しているゲームなどを分析して、このゲームならこのぐらいの販売本数が見込めるみたいなことまで書く人もいます。

残念ながら、ここまで書いても、企画書はなかなか評価されません。これは、学生だから、プロとはやはりレベルが違うということではありません。ゲーム会社で実際に働いているプランナーの人でも、上層部の人達に、評価されて予算を出してもらえるような企画書を書ける人はなかなかいません。

つまり、良い企画書とは、実際のゲーム会社の役員クラスの人などが見ても、この企画書の内容なら利益がたくさんでて面白くてすごいゲームになるんじゃないか?これなら予算を出すから、是非作ってみたらいいんじゃないか?と言われるようなものが理想系となります。

これは、ハードルが高いですね。(笑)

このレベルの企画書を学生や入社数年の社員が書くのはやはり難しいと思うことでしょう。

しかし、実は大半のゲームの企画書は、ゲームアイデアがだめなわけではなく、分析内容があまいわけでもなく、プロモーション内容があまいわけでもありません。

ただ一つ重要なことが抜けているだけです。

それは、「どうやってそのゲームを作るのか?」です。

何人で作るのか?何ヶ月で作るのか?プログラマーやグラフィッカーは何人必要か?

作曲は誰かに依頼するのか?シナリオライターには依頼するのか?

その結果、人件費はいくらくらいかかるのか?

といったことです。このどうやってゲームを作るかという部分が書かれている場合と、書かれていない場合では、評価が大きく異なります。

こんなことを書くと、そのようなことは企画書を書く上で一度も言われたことがない!という学生さんや、プランナーの方もいると思います。

それは、教える側の人もそういった内容を書いたことがない場合がほとんどだからです。自分のやったことがない内容はなかなか教えることができません。

では、よく専門学校や大学で講師をしているゲーム会社の方が教えている企画書の書き方とは、なんなのでしょうか?それを完璧に実践しても良い企画書にならないのであれば、それを学ぶ意味がよく分からなくなってしまいます。

まあ、意味がないわけではなく、大抵、そういう場で教えられているものは、仕様書の書き方です。

仕様書とは、企画書でざっくりと書かれたゲーム内容を、実際にプログラマーなどが見てゲームを作れるように、詳細に内容を書き起こしたものとなります。

斬新な戦闘システム!なんてざっくり書かれたものを、実際にあるキャラがこのゲージが溜まっている時だけ、こんなすごい技をくりだせて、そのダメージは通常の2倍で、そのゲージは画面の右下にあって、こんな見た目で、満タンまで溜まると光ってなどと詳細に内容をつめていきます。

仕様書をどんなに完璧に書いても、やはり企画書とは違うわけで、ましてや、会社のお偉いさんがそんな詳細なゲームシステムまでじっくり読むかと言えば、読むわけありません。(笑)

これ作るのにどのくらいお金かかるの?どのくらい儲かるの?面白いの?

くらいしか基本的には興味を持たれません。

よって、ゲーム内容がそこそこ面白そうで、安く作れそうで、すごく儲かりそうな企画書の内容であれば、ゲーム会社では良い企画書となるのです。

大抵の企画書には、この「安く作れそう」の部分が抜けているのです。

といったところで、このようなどのくらいの期間で、どのくらいの人数で、どのくらいの予算で作れるのかといった部分を書いた内容を「ビジネスプラン」と呼びます。

企画書を書く上で、あまりにもこの部分に触れない人が多いため、業界的に、もう企画書とは別物の資料として分けてしまおうといった傾向で生まれたものと思われます。

このビジネスプランがないと、企画書としては不完全なものとなるため、絶対やらなきゃいけないようなプロジェクトのディレクターなんかには、提出必須のものとなっていますが、言い方は悪いですが、正直どうでもいい学生や入社暦の浅い人からの企画書などには、あえてビジネスプランを考えろなんてことは言わず、面白そうな企画だねー(にこにこ)といった感じであしらってるように思います。もとから、新人に新企画をやらせるつもりはないといった感じで、あまりいい印象は持てませんが、実際にその企画が失敗した時に、責任を取れるような立場でもないので仕方が無いというのも事実です。

また、実際に、学生のうちからビジネスプランを考えようとしても、なかなか難しく、業界内の予算などの情報を得る方法もほとんどないので、良い企画書を若いうちから作ることを難しいと思われます。

ただし、ひとつだけビジネスプランに匹敵するものがあります。

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それは、実際に作ってしまったゲームそのものです。実際に作ったゲームのプログラムやグラフィック素材が既にあるのであれば、作る費用は0に近いです。予算を出す側としては、開発費がタダで、けっこう売れる可能性があるゲームだったら、是非売ったらいいじゃないかと思うでしょう。

まあ、こうなると企画書の範疇を超えてるようには思えますが、企画書と実際の完成したゲームのプログラムをセットで、見せると大抵の人は多大な評価をしてくれます。

そのゲームが面白ければ、実際に売ってみないかと誘われることもあるでしょう。

ちょっと、内容が企画書からずれてきましたが、正直、学生のうちから良い企画書を作ろうとしたら、同時にゲームを制作するしかないという不思議な話ということです。

もちろん、ゲーム会社の情報を熱心に収集して、本当に信憑性のあるビジネスプランまで書いた企画書を書くことが出来れば、きっと良いプランナーになれると思います。

実際のゲーム会社の企画書のプレゼンなどは、企画内容が2、3枚のペラ紙で、10枚くらいのビジネスプランだったりします。

ゲームデザイナーを目指す学生の方やゲーム会社の新人プランナーの方などは、是非ビジネスプランも企画書に含めてみるといいのではないかと思います。

以上、ゲームデザイナー(プランナーまたは企画職)のための知識 良い企画書とは? ビジネスプランとは?でした。