こんにちは!のりです。
他の方のブログを読んでいたら、残業100時間みたいな内容がありまして、おっ?残業自慢か!?なんて思って、私も書きたくなってしまったので、書いてみたいと思います。
よく残業◯時間、ブラック企業!みたいなニュースってありますよね。実際、そういう記事で倒れてしまう方はサービス業だったりして、何百時間も立ちっぱなしだったり接客をしていて精神的にも相当きついと思うので、本当ブラックだなーと私も思います。
私は好きでゲームプログラマーをしているので、そういう方と比べるのは精神的な辛さや体力的な辛さが全然違うので失礼だと重々承知ですが、残業時間だけで言えば100時間や200時間はそこまでではないんじゃないかな?と思ってしまいます。実際にそういう残業で体を壊してしまったり、精神的に大変な状態になってしまった方には軽々しい発言で本当に申し訳ございません。あくまで残業時間数だけの話ですし、プログラマーは座ってプログラミングしてるだけなので、大目に見て下さい。
といったところで、ゲームプログラマーの私が今までで一番残業した月の残業時間は300時間です。総実働時間でいうと460時間です。
実働460時間がどんな感じかというと、平日は朝10時〜深夜5時まで働いて、休日も朝10時〜深夜4時くらいまで働きます。休みは1日も無しです。
普通に考えたら、えっ?本当?って感じですよね。しかし本当なんです。当時は結婚もしていなかったし、若かったので気力が上回っていました。まあ、今も会社ではわりと若い方ですが。大手って30代が若手って呼ばれます。20代は新人ですかね。
しかし、さすがに残業300時間は会社でも多い方ではあります。よく残業する人は効率が悪くて仕事ができないやつだ、なんて言う人がいますが、私はそうは思わない……ということはなく、そう思います。効率や能力がどうであってもやはり残業しないで同じ量の仕事をこなせる人の方ができる人だとは思います。
当時、私の仕事量の目安として、redmineというタスク管理ソフトがあるのですが、周りの人のタスク数が1年くらいで合計100タスクくらいだったのですが、私のタスク数は800くらいでした。タスクごとの難易度に違いもあるので、単純に8倍とは行きませんが、なかなかこなしていた方だと思います。すみません。ただの仕事沢山してる自慢です。
しかし、上には上がいるもので、当時のプロジェクトで一緒に仕事させて頂いたベテランのプログラマーさんがいらっしゃったのですが、私と同じくらいの残業時間で、さらに2倍くらいのタスクをこなし、かなり高度な技術を持っている方でした。私が小学生の頃に遊んだファミコンのソフトをプログラミングしていた方でとても感動しました。その方は若い頃、1年間休み無しのこともあったそうです。昔からゲーム会社で働いている方は本当にすごいです。さすが、全員寝袋常備の時代です。
しかし、その方がさらにすごいとおっしゃる人物がおりまして、その時のディレクターの方です。
その方は、3年間休み無しで働き続けたこともあるそうです。実際にその方ともご一緒にお仕事させて頂きましたが、たしかに私が深夜5時に帰る時にも残っていたり、それで10時より早く会社に来たりするのですから頭が下がります。むしろ私が心配するレベルです。とは言え、仕事はものすごくできる方でとても尊敬しております。
また、別のプロジェクトで仙人と呼ばれている方がいて、残業400時間で水しか飲まないなんて言われている人もいます。まあ実はカロリーメイトは食べているのですが。水とカロリーメイトだけで実働560時間くらい
働くってもう人間じゃないです。(笑)
いやーすごい人がいるものです。
ちなみにそれだけ残業して会社的に大丈夫なのか?と思うかもしれませんが、全然大丈夫じゃありません。(笑)
余裕で労基違反です。実は労基から指導が入りまして、それ以来、あんまりこういう働き方はしていません。だいぶホワイト企業になりました。
また、会社的にも100時間以上の残業が続くと産業医の面談が必要で毎月面談を受けていました。そこで、課長さんも面談を受け、その際課長さんが産業医さんにどうしたらもっと社員を働かせることができますか?と言って産業医さんが呆れたという逸話もあります。
私は、産業医さんから法律的に月80時間以上で6ヶ月以上働くと100%裁判で勝てると、聞いてもいないのに話されたことがあります。(笑)
というようなことがあったわけですが、ゲームが好きだからというモチベーションだけで働いていたわけではないんですね。
やはり、何だかんだ残業代の影響が大きいです。残業代だけで、月100万を超えることもありました。
残業してる人はそういう人がけっこう多い気はします。
まあ、今は結婚してすっかりホワイトな働き方をしています。しかし、そういう働き方を続けてた影響で、普通に1人分の仕事をしているとだいぶ余裕のある働き方ができます。仕事をこなすスピードが新人の頃に比べて桁違いといった気がします。
とはいえ、そんな働き方をしていて本当に体は大丈夫か?と思う方もいると思います。ご察しの通り大丈夫ではありません。それだけ、ずっと座ってプログラミングしていれば腰がやられます。まあ、腰が悪いだけで済んでいるだけましだと思います。
あれだけの複数の病気持ちで良く働けるなーと思う方が会社には沢山います。
といったところで、残業時間自慢、仕事量、残業代自慢、病気自慢といったところでしょうか。
若い内は頑張るのもいいですが、こういった自慢はあまり褒められたものじゃないです。でも、こういう経験をした人は、そういう話がでてくると自慢したがりますよね。
まあ、何事も経験です。
残業もほどほどにですね。
以上、残業300時間でした。